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コラム
歩きながら食べると食べ過ぎる?
2015年9月1日
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「歩きながら食べると食べ過ぎる?」という報告です。
体重に気を付けている人は、「歩きながら食べる」ことはしないほうがよい可能性があると、英サリー大学での研究で示唆された。同研究者らは、女性60人を対象として、3つの「ながら食べ」群に20人ずつ無作為に割り付けた。第1群は5分間歩き回りながら、第2群はTVを見ながら、第3群は会話をしながらシリアルバーを食べた。対象者の約半数がダイエット中だった。少し後に、対象者全員に、チョコレート、ポテトチップ、ニンジン、ブドウなどのおやつを出した。
その結果、シリアルバーを食べ歩きしたダイエット中の対象者は、他のダイエット中の対象者に比べてより高カロリーを摂取し、チョコレートを約5倍食べた。ただし、ダイエット中でない場合、食べ歩きをしてもチョコレートを食べたがることはなかった。
同氏は、「今回の研究結果は、ダイエット中の人が動きながら食べた場合、同日中の食べ過ぎにつながる可能性があることを示している。動きながら食べた人は、食べている物を十分に認識していないか、『活動しているから後で多く食べてもよい』と考えた可能性がある。ただし、本研究では歩いた時間はわずか5分であることから、余分なカロリーが必要になったとは考えにくい」と述べている。
また同氏は、「食事をする際は、意識的に食べ物を気に留めながら食べることが重要だ」とアドバイスしている。
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