暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「炎症が少ないと長寿?」という報告です。
健康で長生きする人は、炎症の程度を示す血液中の物質の数値が低く、この数値が低いほど認知機能や生活の自立度も高いことが、100歳以上の百寿者684人などを対象とした大規模調査でわかったと、慶応大などのチームが発表した。マウスで炎症が老化を促進することは知られていたが、長生きの象徴の百寿者で、健康と炎症の関係が明らかになったのは初めて。炎症を安全に抑えることができれば、健康長寿につながると期待される。
炎症は通常、けがをしたり、病原体が体に入ったりした時などに起きる防衛反応だが、高齢者は加齢に伴い、症状がなくても血液中の炎症物質の数値が高くなる傾向がある。
研究チームは、110歳以上の22人を含む百寿者684人と、百寿者の親族334人、85~99歳の高齢者536人を最長10年間追跡調査。その結果、百寿者では、炎症の程度を示すTNFαなど複数の物質の数値が低めで、85~99歳、100~104歳、105歳以上のどの年齢層でも炎症の数値が低いグループほど、死亡率が低いことがわかった。認知機能や生活の自立度も、炎症の数値が低いほど高く保たれた。