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日焼け止めはSPFより塗り方?

佐藤浩明

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おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「日焼け止めはSPFより塗り方?」という報告です。

 モナコの研究センターの研究者らは、強い日差しの下で長時間過ごす人について、SPF(紫外線防御指数)15とSPF30の日焼け止め製品を皮膚に塗布使用した場合の、日焼けの頻度と程度を推定するための研究を行った。その結果、日焼けのリスクを最小限にしたいのであればSPF15よりもSPF30の製品の使用が薦められることを報告した。
 本研究は、日焼け止めユーザーの皮膚表面における、日焼け止め効果の格差を推定するために開発されたモデルを用いて行われた。
 主な結果は以下のとおり。
・SPF15とSPF30いずれの日焼け止めも、名目上のSPFが、日差しに曝される皮膚全体に行き届いていれば、あらゆる紅斑を十分防止可能であった。
・今回の結果、皮膚表面全体への塗り方で厚さに差があり、とくにSPF15の日焼け止めユーザーで紅斑を招く可能性があることが示された。
・以上を踏まえて著者は、「強い日差しの下で長時間を過ごす人は、SPF15よりもSPF30と表示された日焼け止めを使用することが推奨される」と結論した。
・そのうえで、「サンバーンのリスクを最小限にしたいのなら、そして皮膚がんリスクも最小限にしたいと考えているのなら、日焼け止め製品を皮膚に慎重に塗布することが勧められる」とまとめている。

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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