暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「午後になると嘘をつきやすくなる?」というお話です。
ハーバード大学の研究によれば、人が不誠実(嘘をつく)になるのは、午前中より午後だという。理由として、精神的疲労によって午後になってくると、倫理的なモチベーションが下がってしまうからだとしている。重要な判断が必要な状況でも、疲労には勝てないということだろう。だから、会議や重要な決断が必要なときは、午前中にやってしまったほうが良いようだ。
もう一つ世界的な傾向として、午後2時の眠気というものがある。どの国でも午後2時ころになると眠くなってくる傾向がある。これは昼食後で眠気が出るからだとか諸説あるが、本当のところはわかっていない。それに対して先進国では、おやつやアフタヌーンティーといった習慣で眠気を回避し、仕事を続けるようにしたというわけだ。ラテン系の国ではシエスタとして昼寝を取るところもある。これらは脳の生体リズムに対して、人が考え出した対策ということだろう。
こういった人間の生体リズムを考えてみると、私たちはやはり働き過ぎなのだろうか。仕事の効率を考えるならば午前中だけで仕事を終わらせてしまったほうが良いのかもしれない。もちろん、自分だけ極端に労働時間を減らすのは難しい。特に時間給という働いた分だけお金がもらえるというシステムは過剰労働になりやすく、脳科学的にはよろしくないと言えるだろう。
*米山公啓先生の文章を抜粋し、改変