暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今日は「医療従事者は休めない?」という報告についてのお話です。
多くの医療従事者は体調不良時にも働いていることが示唆された。米フィラデルフィア小児病院の研究が報告されました。医療従事者が病気のときに出勤すると、患者を重篤な疾患や死亡のリスクにさらすことがある。そこで同研究者らは、医療従事者が体調不良時に自宅で休まない理由を調べるために、医師、看護師医師助手、麻酔専門看護師、助産師など500人以上を対象として無記名のアンケートに回答してもらった。
その結果、大多数(95%)が体調不良時に働くことは患者を危険にさらすと考えていた。一方で、83%の回答者は過去1年以内に1回以上、下痢、発熱、重大な呼吸器障害などの症状がある状態で働いたことがあり、9%は5回以上働いたことがあった。
医療従事者が体調不良時に働く理由は次のとおりだった。
・同僚の期待を裏切りたくなかった(98%)。
・人の手配を心配した(94%)。
・患者を失望させたくなかった(92%)。
・同僚から疎外されたくなかった(64%)。
・症例の連続性を懸念した(63%)。
同氏らは、「今回の研究は、このような行動がシステム的および社会文化的要因から引き起こされることを示している」と話している。論説著者らは、「この問題を改善するには、仕事量や患者数の変動を考慮し、柔軟に対応しなければならない。また、労働衛生と感染制御の視点から、病欠の基準を明瞭にすることが不可欠だ」としている。