暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。これから各地で花火大会が開催される時期となりましたが、「花火が大気汚染を引き起こす?」という報告です。
花火は目や手だけでなく、肺にもダメージを与える可能性があるとの報告が掲載されました。米国海洋大気庁の研究報告で、花火が大気汚染物質を産生することが判明した。塵やほこりなどの微粒子が肺に入ると、咳、喘鳴、息切れを引き起こす可能性があり、また心臓や肺に疾患のある患者では、喘息発作や心臓発作、脳卒中などの長期の健康障害、あるいは死亡につながることもある。同研究者らは、1999~2013年に記録された米国内の315の大気質モニタリング地点での観察結果を用いて、米国独立記念日(7月4日)に発生した粒子状物質、特にPM2.5の増加を定量化した。同日は、米国各地で花火を打ち上げるなどして祝う習慣がある。
測定の結果、微粒子物質の1時間ごとの濃度は7月4日の夕方がピークで、平均では午後9~10時に急増し、7月5日の正午までに通常に戻った。7月4日の午後8時以降の24時間において、粒子状物質の平均濃度は前後の日よりも42%高かった。また、濃度は試験場所によってばらつきがあり、花火までの距離と気象条件により差があることも判明した。
同氏は、「今回の結果は、大気汚染の予測の改善に役立つだろう」と話す。米国環境保護庁は花火について規制を設けていないが、汚染に敏感な人は花火を風上で見るなどして、曝露を抑えるとよいという。また、喘息のある人は発作治療薬を携帯するよう勧めている。