暑い時の水分補給には何が良いのか?
おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今日は親同士の遺伝子が似ていないほど子供は優秀?という話題に関しての報告です。
親同士が遺伝的に似ていないほど、生まれる子の身長および知能が高い傾向があることが新たな研究で報告された。今回の研究に関与していない専門家のコメントによると、この知見は驚くものではないが、世界各地の35万人を超える人の遺伝情報から一貫したパターンを見出した点で「魅力的」なものだという。
そのパターンとは、親の遺伝的多様性が子の身長、認知技能(学習、記憶、問題解決などの能力)、学業成績、肺機能の4つの形質に関連するというもの。いずれも両親の差異が大きいほど優れていた。一方、血圧、コレステロール値、体重などの因子には、両親の遺伝的多様性による影響は認められなかった。研究を実施した英エジンバラ大学の研究者は、主に繁殖期以降に影響をもたらす慢性疾患などに関わる因子は、自然選択の対象とならないと説明している。今回の研究から、大規模なゲノム研究には進化に関する基本的な疑問に答える力があることが示されると、同研究者は述べている。
今回の研究では、世界各地の都市部および郊外に暮らす数千人の遺伝子と健康に関する情報を分析し、2人の親から全く同一の遺伝子コピーを受け継いでいる例を探した。同氏によると、同一のコピーがほとんどない場合は両親が遠縁の関係にある可能性は低いが、同一コピーの数が増えるほど、祖先が近い可能性も高くなるという。しかし、背が高く賢い子がほしいからと、結婚相手のゲノムを解析するようなことには意味がないと強調されている。研究チームの推定によると、例えばいとこ同士が結婚した場合、子の身長は本来よりも1.2 cm低くなる程度だという。また、現代社会にみられる疾患については、両親の近縁性による影響はほとんどないと、研究グループは述べている。