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トランス脂肪酸は記憶力にも悪影響!

佐藤浩明

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トランス脂肪酸は、コレステロール値だけでなく記憶力にも悪影響を及ぼす可能性があることが新たな研究で示唆され、発表された。同研究者によると、トランス脂肪酸には炎症を悪化させ、ホルモン産生を妨害する作用があり、それにより記憶力低下との関連を説明できる可能性があるという。「食物は身体が適切に機能するために必要な栄養素を得るためのものだが、トランス脂肪酸は逆に細胞や臓器の機能を破壊するものだ」と同氏は述べている。
  今回の研究では、45歳以下の健康な男性645人を対象に、完全な食事調査と記憶検査を実施した。検査では、単語の書かれた104枚のカードを用い、初めて見る単語か、先に一度見せた単語かを答えてもらった。正解数は平均86語だったが、1日あたりのトランス脂肪酸の摂取量が1g増えるごとに、成績が0.76語ずつ低下することが判明した。1日約16gのトランス脂肪酸を摂取していた群では、正しく覚えている単語数が平均より12語少なく、28g摂取していた群では21語少なかった。
トランス脂肪酸は炎症をもたらすだけでなく、脳機能に重要な役割を担うオメガ3脂肪酸の産生を阻害するとも考えられている。また、別の研究者によると、トランス脂肪酸は気分、食欲、睡眠を制御するホルモンであるセロトニンの値に影響を及ぼす可能性もあるという。これまでの研究では、トランス脂肪酸の摂取量の多い人にうつ病が多いことが示されていると同氏は指摘する。
 この知見が発表される前日には、米国食品医薬品局が、トランス脂肪酸の主な摂取源である部分水素添加油の食品への使用を3年以内に廃止することを求めると発表したばかり。米国の食品メーカーは2003年以降にトランス脂肪酸を86%削減しているが、それでも依然として、平均的な米国人は1日当たり5~6gのトランス脂肪酸を摂取しているという。「通常は食事から何かを完全に排除することは勧められないが、トランス脂肪酸が含まれるものは一切摂取すべきではない。害以外の何物でもない」と同氏は話している。
日本ではまだその使用制限が検討されていない状態ですが、早急な改善が必要かも?知れませんね。

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専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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