暑い時の水分補給には何が良いのか?
血圧測定は、上着を脱ぐか袖を肩までまくり上げて、裸腕の状態で行うべきとされる。しかし、特に高齢者では重ね着をしていることが多く、時間的・手間的な理由から袖の上からカフを巻くなどの測定法が実施されることが多いが、測定値の誤差がどの程度生じるかは十分に検討されていなかった。
今回の検討で、血圧測定時にカフを長袖の服の上に直接巻いたり、あるいは袖をひじの高さまでまくり上げた状態でカフを巻いて測定すると、裸腕にカフを巻いて測定した血圧値よりも約4mmHg高く測定されることが分かった。裸腕での収縮期血圧測定値との誤差が±4mmHg以内だった被験者の割合は、袖を伸ばしたままの測定では33.5%、袖をまくっての測定では26.0%だったという。外来患者やデイサービス利用者200人を対象に自動血圧計を用いて実施した試験の結果。
クリニックに来られる患者さんでも脱衣が面倒なためか着衣の上からの血圧測定でもという方がおられますが、基本的には裸腕での血圧測定を原則にしています。