コーヒーで男性元気に？

2015年5月29日

コラムカテゴリ：医療・病院

コラムキーワード：糖尿病　食事、糖尿病　症状、糖尿病　予防

コーヒーまたはその他のカフェイン含有飲料の摂取は、男性が勃起障害（ED）を持つ可能性を明らかに減少させる。これは米国で発表された研究結果である。テキサス大学の研究者らは質問票を使用して、コーヒー摂取およびEDの存在についての情報を評価した。
　1日あたり85～170ミリグラムのカフェイン（2～3杯）摂取は、EDを予防することがわかった。カフェインを飲まない男性と比較すると、リスクは42%低かった。1日あたり171～303ミリグラムのカフェイン摂取は、このリスクを39%減少させた。
　太り過ぎまたは肥満の人、および高血圧の男性においてもこの予防効果が見られた。しかし、糖尿病は例外であったと同研究者は語る。「糖尿病はEDの最大のリスク因子の一つであるため、これは驚くべき内容ではなかった」と同氏は説明した。
　この関連性はカフェインによって誘発される一連の薬理作用が原因でありうる。それらは陰茎動脈および海綿体の周りの筋肉の弛緩につながり、そのために血流が増加する。

コーヒーは以前は意外と負のイメージが強い飲み物の様に思われていましたが、最近はその効能が色々と取り沙汰される様になって来ましたね。

この記事を書いたプロ

消化器内科専門医で「内視鏡検査」のプロ

佐藤浩明（さとうクリニック内科・消化器科）

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