暑い時の水分補給には何が良いのか?
総務省統計局が5年ごとに行っている社会生活基本調査(最新は2011年)によると、日本人の平均睡眠時間は7時間59分。平日よりも土曜日、日曜日の方が平均睡眠時間は長い(それぞれ、7時間44分、8時間18分、8時間35分)。平日の睡眠不足を補うために土日に長く寝るという、いわゆる「寝だめ」を、多くの日本人が行っている証左だろう。
睡眠医学の観点からは、寝だめは睡眠リズムを乱し、不眠の引き金になるとされている。とはいえ、普段から寝不足なら、やはり休前日はゆっくり寝たいのが人情。そこで今回の「医師1000人調査」では、医師の睡眠時間を平日と休前日に分けて聞いてみた。
選択肢として示した睡眠時間は、(1)3時間未満、(2)3~5時間、(3)5~6時間、(4)6~7時間、(5)7~8時間、(6)8時間以上──の6つ。すると、平日は「5~6時間」が最多だが、休前日は「6~7時間」が最多になった。休前日は「3~5時間」「5~6時間」が減り、「7~8時間」「8時間以上」が増えた。医師もやっぱり寝だめするのだ。
特に勤務医は月に何度かの当直もありますし、患者さんの急変などによる深夜の呼び出しも時折ありますので...寝だめをしようという気持ちは良く分かります。