暑い時の水分補給には何が良いのか?
喫煙により体重を制御できると考えている米国の女性は、たばこの値上げや禁煙の呼びかけに反応して喫煙を止めようとする確率が低いことが、新たな研究で明らかにされた。研究の筆頭著者である米イリノイ大学の研究者は、「体重に関する懸念が禁煙を阻む大きな壁となっていることがわかった」と述べている。
今回の研究では、2002~2007年に実施された調査に参加した米国、カナダ、オーストラリア、英国の喫煙者約1万人のデータを分析。米国の女性のうち、喫煙が体重コントロールに有効だとする考えをもたない人の場合、たばこの価格が10%上がると禁煙を試みる比率が6%増加したが、喫煙で体重を抑えられると信じている人では、有意な増加が認められないことがわかった。
また、たばこで体重を制御できると考えていない米国女性では、禁煙を呼びかけるメッセージに触れる機会が10%増加すると、禁煙を試みる比率が12%増加したが、たばこで体重を制御できると考えている女性には禁煙の増加はみられなかった。英国の喫煙者にも同様のパターンが認められたが、オーストラリア、カナダでは男女いずれにもそのようなパターンはみられなかったと、英医学誌「Tobacco Control」オンライン版に掲載された今回の研究では報告されている。
同研究者は、「禁煙を促進する既存の政策の有効性を高めるには、体重に関する懸念も考慮に入れる必要がある」と述べるとともに、ヘビースモーカーは喫煙量の少ない人よりも過体重になる確率が高いと指摘し、「喫煙が体重コントロールに有用という考えは、実際、事実無根である」と付け加えている。
実際、日本においても男性の喫煙率は減少傾向の様ですが、女性の喫煙率はなかなか下がりにくい様です。よく喫煙所でも大勢の男性に交じってタバコを吸っている女性の姿を目にしますが、あまり見栄えの良いものでは無い様に感じるのは私だけでしょうか?