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欧州の集団では、いくつかの研究でタバコの煙の吸入が肺がんリスクの増加と関連していることが示されている。愛知県がんセンター研究所の研究者らは、日本の集団におけるタバコの煙の吸入と肺がんリスクとの関係を明らかにするために、大規模な症例対照研究を実施した。その結果、日本の集団においても、累積喫煙量にかかわらず、タバコの煙を吸い込むことが肺がんリスクであることが示唆された。
組織学的に確認され新たに肺がんと診断された患者を症例群(n=653)とし、対照群(n=1,281)には病院対照(n=453)と地域対照(n=828)を含めた。
主な結果は以下のとおり。
・非喫煙者に比べ、タバコの煙を吸い込まない喫煙経験者で危険率1.72倍、タバコの煙を吸い込む喫煙経験者で3.28倍であった。
・喫煙経験者に限定すると、基本的な交絡因子と肺がんリスクの累積喫煙量を調整した危険率は、煙を吸い込む群が吸い込まない群に比べ1.52倍であった。
タバコを吸えば明らかに肺がんの確立は上がりますが、同じ吸っている方の中でもその煙を吸い込むのと吸い込まないのことでがんの危険が違うというのは驚きです!