暑い時の水分補給には何が良いのか?
ヒトの先祖である狩猟採集民では、長距離を走れる男性のほうが女性に好まれた可能性がある―こんな研究結果が掲載された。英ケンブリッジ大学での研究。
同研究者らは500人超の長距離ランナーを調査し、母親の胎内で曝露されたテストステロン量が多かったランナーほど、良いタイムを出していたことを明らかにした。この関連性は男女いずれにも認められたが、特に男性で強かった。
本研究では母親の胎内で曝露されたテストステロン量の指標として、示指環指比(2D:4D)を用いている。以前の研究で、この指標が高い男性は、強い性欲、多い精子数、高い心血管効率および空間認識能力など、その他の進化論上の利点を持つことが示されている。
狩猟採集民の女性は、男性の長距離走の能力を、良い遺伝的特徴のサインだと見ていた可能性があると同氏は話す。長距離を走れる者は狩猟に成功する可能性が高く、より良い養い手である可能性も高かったと考えられる。
同氏は、「狩猟採集民は手に入れた肉を平等に分けていた可能性もあるが、肉を手に入れる能力は、獲物を追跡して出し抜く持久力と知能、部族社会に貢献する度量をも示している。いずれも自分の子どもに伝えたい特質だ」と述べている。
確かに狩猟時代には長距離を走ることが出来る能力は貴重だったと思われますし、現在のマラソンブームもこう言う様なところに影響しているのかも?知れませんね(笑)



