暑い時の水分補給には何が良いのか?
米カンザス州立大学の研究で、手拭きタオルは台所における最大の汚染危険物であることがわかった。携帯電話も、台所での二次汚染(ある表面から別の表面に危険な細菌が偶発的に移ること)においてもう1つの原因となる可能性があるという。
同研究者らは、123人の被験者に、大学構内に設置された台所で生の牛ひき肉または鶏肉を用いる料理と、そのまま食べられるフルーツサラダを作ってもらった。無害な細菌を牛肉と鶏肉に付着させ、調理中の肉による汚染の広がりを確認した。被験者は、乾かすためでなくてもタオルを頻繁に使用していた。すべての接触面で最も汚染されていたのはタオルで、多くの被験者が手洗い前、または手を十分洗っていない状態でタオルを使用し、適切な手洗い後も再使用しており、手が再度汚染されていた。
被験者が作ったフルーツサラダの90%超がトレーサーである細菌で汚染されており、被験者の5人中4人は、蛇口、冷蔵庫、オーブン、ゴミ箱にも生肉の汚染を残した。また、多くの被験者が肉の調理中に携帯電話を使用し、それをきちんときれいにしなかった。
同氏は、「布タオルは食中毒を引き起こす細菌に汚染されやすい。肉の調理中に布タオルを使用したら洗濯に回すこと。もしくはペーパータオルを用いてその都度捨てるとよい」と勧めている。また、携帯電話やタブレットはさまざまな場所で使用するため、キッチンで使用する際は表面を消毒剤で拭くよう、アドバイスしている。



