女性には幸せ遺伝子？

2015年4月9日

コラムカテゴリ：医療・病院

米サウスフロリダ大学の研究では、女性だけに影響を及ぼす“幸せ遺伝子”があると。
快感をもたらす脳の神経伝達物質として知られるセロトニンやドパミンなどを破壊する酵素を調節するモノアミン酸化酵素A（MAOA）遺伝子に注目し、分析の結果、低発現型のMAOA遺伝子を持つ女性は、持たない女性より“幸せ”であることがわかった。
　幸福度スコアは、この遺伝子がまったくない女性より1個ある女性のほうが高く、2個ある女性ではさらに高かった。男性ではこの効果はなかった。男性では女性よりテストステロンの量がはるかに多く、低発現型MAOAによる“幸せ”の効果を打ち消している可能性があるとのこと。

この記事を書いたプロ

消化器内科専門医で「内視鏡検査」のプロ

佐藤浩明（さとうクリニック内科・消化器科）

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