暑い時の水分補給には何が良いのか?
患者は知識豊富な医療消費者になるように促されており、その助けとなるために病院や医師の格付けシステムが多数利用可能となっている。しかし、これらのシステムのいずれも標準化されておらず、結局のところ、もっとも知名度の高い格付けシステムでも再現可能な結果が得られないことが判明した。以下の4つの全米病院格付けシステムについて、2012~2013年の結果が分析された。
4つのシステムがそれぞれ、病院の適格性と質に関する異なる基準を有していた。全体で、少なくとも1つのシステムによって「きわめて良い」(好成績)と評価された病院は844あり、このうち2つのシステムによって好成績と評価された病院は85のみであり、3つのシステムによって好成績と評価されたのは3病院にすぎなかった。4つのシステムすべてによって好成績と評価された病院はなかった。
成績不良の病院にも同様のパターンが当てはまった。成績不良の評価のある3つのシステムすべてによって「成績不良」と格付けされた病院はなかった。
これらの格付けシステムの一致の欠如は、システムの焦点と成績の指標が大きく異なることから説明されうると指摘している。しかし、一般の患者が、これらの報告の小さい活字の部分に含まれる細部を正しく認識する可能性は低い。繰り返すが、消費者が情報を得て選択をする際の助けとなる標準的手段が、医療にうまく転換されていないことは明らかである。



