暑い時の水分補給には何が良いのか?
菜食によって大腸がんリスクが20%低減することが、新たな研究で明らかにされた。また菜食主義者のなかでも、肉は食べないが魚は食べる人たちにおいて、特に大きくリスクが低減されることもわかった。大腸がんは米国のがん死亡原因の2位を占めている。「大腸内視鏡検査などのスクリーニングによって多くの命が救われているが、はじめからがん発生を予防できれば一層望ましい」と、研究を率いた米ロマ・リンダ大学の研究者は話している。
今回の研究の対象とした菜食主義者は、肉だけでなく甘味類、スナック食品、精製穀類、カロリー飲料の摂取量が少なく、果物、野菜、全粒穀類、豆類、ナッツ類を多く摂取していた。これまでのエビデンスでは、赤身肉や加工肉の摂取と大腸がんリスクの高さに関連がみられ、繊維質の多い食品を摂取する人はリスクが低いことが示されている。しかし、米コロンビア大学の研究者によると、菜食により大腸がんリスクが低減する理由はわかっていないという。野菜に防護成分が含まれているのか、肉に有害成分が含まれているのかは明らかにされていない。菜食は、運動や禁煙など、他の健康的な行動を示す指標である可能性もあると同氏は述べている。



