暑い時の水分補給には何が良いのか?
揚げ物を多く食べるほど、心不全のリスクが高まる―こんな研究結果が、米ボルチモアで開催された米国心臓協会(AHA)の集会で発表された。米ハーバード大学での研究。AHAによれば、心不全は65歳以上の人における最も多い入院理由の1つだ。
調査の結果、揚げ物を週1~3回食べる男性では心不全の発症リスクが18%高く、週4~6回では25%、7回以上では68%高かった。この結果を受け、心臓専門医はフライドポテトやドーナツ、揚げた魚やチキンなどをやめるよう勧めている。ただし、今回の研究でみられた揚げ物の摂取と心不全リスクとの関連性は、因果関係を証明するものではない。
同研究者は、「この研究から、心不全などの慢性疾患を予防するため、1週間に食べる揚げ物の頻度と量を減らすほうがよいと示唆された。健康的な食事とは、果物、野菜、豆類、全粒粉を豊富に含み、飽和脂肪酸、赤身肉、塩分、揚げ物が少ない食事である」という。