暑い時の水分補給には何が良いのか?
日本人の平熱に関して調べたデータによりますと平均値は36.89±0.34℃とされ、36.6℃から37.2℃の間であれば「普通」で37℃はむしろ平均的な平熱の範囲内だということが分かっています。もっともこの体温は体の深層部の温度であり、普通の体温計で測るには10分以上脇に挟んでおく必要があり、「3分計」での3分測定では36.5℃位にしか表示されません。その結果36.5℃というのが日本人の「平熱である」という間違った常識を生んでしまったようです。
ところが欧米人は38℃が平熱であるとする場合が多いようです。欧米人はたくさん食べますが、必ずしも肥満にならないのは平熱が高い、つまり基礎代謝量が多く、たくさん食べても全部消費してしますからなのです。日本人がアメリカなどに移り住み、一緒に食事をするとたちまち肥満状態になるのは日本人が元来、基礎代謝が少なく、いきなりたくさん食べると全てを燃焼できないからなのです。
ちなみに感染症法では37.5℃以上を「発熱」と分類していますし、インフルエンザワクチンの接種不適当者としての明らかな発熱を呈しているとされるのは通常は体温が37.5℃を超える場合をさします。