暑い時の水分補給には何が良いのか?
「最近、何となく体の調子がすぐれない…」。妻がそう言う場合、これまではたいてい更年期障害を疑ったのですが、最近は別の原因があるといわれています。
昔から「亭主元気で留守が良い」とはよく言ったもので、これは「夫がいない方が妻の機嫌が良い」という状態を皮肉った言葉です。それを証明するかのごとく、日常の夫の行動や言葉によるストレスで引き起こされる体調不良が「夫源病」と名づけられました。医学的に正式な病名ではありませんが、その数は増加の一途をたどり熟年離婚の原因にもなっています。夫の言動もさることながら、まさに夫の存在そのものが、妻の精神衛生上に良くない影響を与えるようで、「亭主元気で…」が論理的に説明がついてしまうようです。
主な症状は更年期症状に似ていて、頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、胃痛、不眠、気分の落ち込み、のぼせなど症状はさまざま。では、その原因となる夫とはどのようなタイプで、どんな言動が妻のストレスになるのでしょうか?
夫婦関係が悪化し意思の疎通が上手くいかないことの兆しは、互いを大切に思う気持ちの欠如です。これを防ぐには、日頃からコミュニケーションを取り、軌道修正を図りましょう。物事は、ボタンの掛け違い程度の誤解なら小さなケンカですみます。しかし、「我慢に我慢を重ね、爆発したときには修復不可能」となれば、何のための我慢かわかりません。我慢は美徳ではありません。ちょっとしたケンカは「ちょっとした軌道修正」と考え、問題を先送りにしないことが大切です。
*JIJICO 村越真里子さんの文章を抜粋し、一部改変