暑い時の水分補給には何が良いのか?
多くの喫煙者にとって、突然の禁煙というアプローチは考えることさえできないにもかかわらず、ほとんどの禁煙ガイドラインは段階的削減よりも突然の禁煙を推奨している。チャンピックスを使っての段階的削減が一部の喫煙者にとってより有効かどうかを明らかにするために、研究者らは、突然の禁煙をしたくない、または突然にはやめられない約1,500人の喫煙者を、チャンピックス(1日2回1mgまで増量)またはプラセボを24週間投与される群にランダムに割り付けた。参加者は標準的な禁煙カウンセリングを受け、最終的に禁煙することを目標とし、喫煙量を8週目までに75%以上減らすように激励された。様々な医学的、精神医学的、物質乱用の診断を受けている喫煙者は除外された。
全体の試験完了率は約70%であった。治療開始後最初の8週間に、喫煙量を75%以上減らすことができた参加者は、チャンピックス群では26%、対照群では15%であった。24週間の治療の後に、治療を受けない追跡期間が28週間あった(計52週)。1年の時点で禁煙を持続していた割合は、チャンピックス群とプラセボ群でそれぞれ27%と10%であった。チャンピックス群の参加者はプラセボ群に比べて、悪心、便秘、腹痛、不眠、奇妙な夢を経験する割合が2~3倍高かった。
チャンピックス群における52週時点での完全禁煙の成功率は、禁煙する意欲のある喫煙者を対象にした他の研究とほぼ同様であり、禁煙に先立つ段階的減量がこれらの喫煙者にとって有用であったものと推定される。患者がたとえ完全には禁煙できなくても、臨床家はせめて喫煙量を減らすのを助けたいと願っていることが多く、チャンピックスはこの目標を促進するかもしれない。