暑い時の水分補給には何が良いのか?
慢性高血圧、とくに中年期の高血圧は、認知機能低下や認知症のリスク増加と関連することが知られている。しかし、降圧薬の予防効果についてはあまり解明されていなかった。フランスの研究者らはカルシウム拮抗薬やレニン-アンジオテンシン系阻害薬などの降圧薬は認知機能低下および認知症の予防に有効である可能性を示した。
結果は以下のとおり。
・認知障害あるいは認知機能低下に対する降圧薬の作用を評価した研究において、降圧薬は有効であることが示唆された。
・降圧薬は、血管性認知症だけでなくアルツハイマー病のリスクも減少できることが示された。
・降圧薬が認知機能低下または認知症の発症予防効果を有する可能性が示された。
・本検討は、研究デザイン、対象、曝露因子、評価項目および追跡期間が均一でないなど方法論的な問題が原因で矛盾した結果が示され、限定的なものである。