Mybestpro Members

佐藤浩明プロは福島放送が厳正なる審査をした登録専門家です

喫煙により脳もダメージ!

佐藤浩明

佐藤浩明

喫煙によって脳の重要な部分である大脳皮質が薄化し、脳の一部を損傷させる可能性があることが、カナダ、マギル大学の研究でわかった。今回の研究の被験者は、平均年齢73歳の男女の喫煙者、元喫煙者、非喫煙者500人超だった。脳MRIの結果、現喫煙者および元喫煙者は喫煙経験のない人に比べて大脳皮質が薄いことが判明した。
 禁煙により大脳皮質の厚さは部分的に回復するが、そのプロセスは遅く、不完全であることも判明した。25年以上禁煙している元ヘビースモーカーでも、依然として非喫煙者よりも大脳皮質が薄かったという。
 大脳皮質は加齢に伴い薄くなるが、喫煙はその速度を早めるようだった。大脳皮質は、記憶・言語・認知などの重要な思考プロセスを司っている。同研究者らによれば、大脳皮質の薄さは精神的機能の低下とも関連しているという。
 同氏は、「たばこが大脳皮質の薄化を早める可能性があり、これが思考や記憶の障害の原因となりうることを喫煙者に教えるべきである。大脳皮質の薄化は、禁煙しても長年持続すると考えられる」と述べている。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

佐藤浩明プロは福島放送が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

消化器内科専門医で「内視鏡検査」のプロ

佐藤浩明プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼