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医師は他の医療従事者に比べて離婚する可能性が低い―こんな研究結果が報告された。米マサチューセッツ総合病院の医師らの研究。医師は労働時間の長さとストレスから、他の医療従事者よりも離婚する可能性が高いと考えられていたが、これまでにそれを調べた大規模研究はなかった。
同研究者らは、4万人超の医師、20万人超の看護師、薬剤師、歯科医、医療機関の経営幹部を対象に2008~2013年に行われた調査の結果を分析した。離婚したと回答した被験者は、薬剤師では23%、医師では24%、歯科医では25%、 医療関連の経営幹部では31%、看護師では33%だった。医療分野以外で働く人では35%が離婚していた。また、女性医師が離婚する可能性は同年齢の男性医師の約1.5倍であり、週40時間以上働く女性医師はそれ以下の女性医師に比べて離婚する可能性が高く、男性ではその逆であった。
同氏は、「医療従事者のなかで、医師は最も離婚率が低い職業の一つだった。キャリア選択がプライベートに及ぼす影響を調べた今回の研究結果は、これから医療に携わる人にとって心強いものになるはずだ」と話している。筆頭著者である同病院の別の研究者は、「女性医師の高い離婚率は、仕事と生活のバランスをとるために強いられる代償が大きいためだと思われる」と述べている。