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コラム
認知症の予防には?
2015年2月27日
現時点でできる限り認知症発症の可能性を下げ、脳を若返らせる方法はなんであろうか。
それは運動である。運動といっても様々な種類がある。極論を言えば、体を動かすことであれば何でもいいということになる。ジョギングからランニング、エアロビクス、体操など様々なものを有効とする研究が多い。まったく体を動かさない生活より、とにかく体を動かすことが重要なのだ。しかし、ここで重要なことは継続することである。何も運動していない人が一気に過激な運動をしても長続きはしない。
手軽にすぐできる運動を考えるなら、ウォーキングが現実的ではないだろうか。通勤で駅構内を歩く、ゴルフコースを歩くなど、とにかく歩くことを増やす努力が必要である。車でしか移動しないということであれば、やはり頑張って1日30分以上のウォーキングをすべきである。
中年期以降で、軽く汗をかく程度の運動を週2回以上、20~30分間程度行うと、アルツハイマー病のリスクが1/3に減ったという報告がある。65歳以上で週3回以上の運動(1日15分以上のウォーキング、サイクリング、体操、水泳など)を行っていた人は、認知症発症率が0.62倍にまで低下するという結果もある。つまり少なくとも、運動をしないよりも、する方が認知症になる確率が減っていくことは間違いないようだ。
もちろん、脳を元気にしておくには生活習慣病の予防、禁煙などは確実にしておく必要がある。そこからさらに脳の若返りと認知症予防を考えるなら、やはり歩くしかないということだろう。今日からまずは20分、余計に歩いてみてはどうだろうか。その効果は必ず出てくるはずだ。
*東北大学メディカルメガバンク特任教授 長神風二さんの文章より一部抜粋改変
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