暑い時の水分補給には何が良いのか?
我々が子供の頃は特に田舎住まいであった事もあり、塾通いは一般的ではなく精々そろばん塾くらいが定番だった様にも思います。しかし、最近では‘お受験’なるものが都市部では完全に定着し、中学受験は当然で小学受験や有名幼稚園に入るための試験まで受けるのも当たり前の様な時代になって来ている感じです。とは言え、特に中学受験に際しては育ち盛りの時期でもあり、腹が減っては勉強にも十二分に身が入らなくなるでしょうから、塾での授業間の短い休憩時間に食べるお弁当、いわゆる塾弁に注目が集まって来ているのは自然の流れなのかも?知れません。
では塾弁において考えなければならないこととは一体何なのでしょうか?まずは食べる時間が短いためにその量と食べやすさが第一と考えられます。お弁当の量が多ければそれだけ消化にも負担がかかり、消化するために余分なエネルギーが取られてしまい、十分に脳が働きにくくなり、眠くなってしまう可能性もあるため食後の授業に支障をきたしてしまうかも知れません。また、おかずやご飯などをひと口サイズにするなどの工夫によって、食事時間は短縮出来るためさらに有効と思われます。そして、ここが最も大事なことなのですが、お弁当作りにはそれ相当の手間暇が掛かるものですが、手作りが基本と言えます。しかし、時間がない際には冷凍食品やあり合わせの物を有効活用するなどの工夫も大事です。スーパーで購入したお惣菜などの活用もやむを得ないかも知れませんが、せめてお弁当箱に詰めるひと手間は必要でしょう。
さらに塾弁では「脳を働かせる」ことが大切です。授業に集中できるよう脳を働かせることを考えると、糖分をしっかり摂る必要があるのでご飯ものは必須なのではないでしょうか。また、炭水化物のブドウ糖をエネルギーに変える際に必要なビタミンB1(豚肉、卵黄、豆類などに多く含まれる)を含むおかずを添えるといいかも知れません。ただ、栄養バランスに拘りすぎて敢えて栄養価の高く脳を働かせる食材と考えてもお子さんがあまり好まない物ではしょうがありませんので無理やり嫌いな食材を使うよりも、好物のおかずを適度に組み込んだほうが、食後に勉強の効率上がると考えられます。
脳の働きを決める大きな要素となるのが食事です。脳そのものも、脳を働かせるのも、私たちが食べる食事が源になっています。ですから、脳の性能を決め、脳の働きを良くするのにも食事が大きく影響しています。ましてや成長期であり、脳に無限の可能性を秘めている受験期の食事が大事である事は言うまでもありません。