暑い時の水分補給には何が良いのか?
米国では、出来合いの幼児用ディナーの多くに多量の塩分が含まれており、乳児・幼児用のおやつやデザート、ジュースの多くに砂糖が添加されていることがわかった。米国疾患管理予防センターのの研究報告で、「Pediatrics」に掲載された。
同研究者らは2012年に、米国の主要な食料品店でみられる1,000種類以上の乳幼児用食品の糖分・塩分の総量を集計した。乳児用食品は生後4~12カ月用、幼児用食品は1~3歳用だった。657種類の乳児用食品にはディナー、野菜、果物、乾燥シリアル、調理済みの雑穀ミックスなどの種類があり、2品を除きいずれも低塩分(1食あたり14mg未満)だった。ほとんどの乳児用食品は砂糖無添加だったが、雑穀ミックスと果物の約半数では1食あたり平均10gの砂糖が添加されており、この場合、総カロリーの3分の1以上を砂糖が占めていた。
一方、幼児用ディナー72種類では、3分の1に砂糖が添加されており、70%以上で塩分が高かった(1食210mg以上)。さらに、ほとんどの乳児・幼児用のおやつ、デザート、ジュースに砂糖が添加される傾向がみられ、ドライフルーツを使ったおやつの90%近くは総カロリーの3分の1以上が砂糖によるものだった。
同氏は、「小児期の悪い食生活は、肥満や心血管疾患など将来の健康障害の原因となりうる。早期に健康的な食習慣を浸透させることが重要だ」と述べている。