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大豆イソフラボンで胃がん減少?

佐藤浩明

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 大豆イソフラボン摂取による胃がんの進行阻害を示唆する実験的研究がいくつかあるが、先行の疫学的研究ではこれと矛盾する結果が出ている。岐阜大学の研究者らは、わが国の集団ベースの前向きコホート研究(高山スタディ)で、塩分摂取量を含むいくつかのライフスタイル因子を考慮したうえで、大豆やイソフラボンの摂取量と胃がん発症率の関連を検討した。その結果、大豆イソフラボン(主に非発酵大豆食品)の高摂取が胃がんの予防につながる可能性が示唆された。

 主な結果は以下のとおり。
・大豆摂取量の最低四分位と比較した最高四分位の胃がん相対リスクは有意に低かった。推定危険率は、男性で0.71倍、女性で0.58倍であった。
・女性においては、イソフラボン摂取量と胃がんリスクとの間にも同様の負の相関が認められた。
・非発酵大豆食品の摂取量が多いと、胃がんリスクが有意に低いことが認められた。一方、発酵大豆食品の摂取量と胃がんリスクとの間に有意な関連は認められなかった。

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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