暑い時の水分補給には何が良いのか?
炭水化物摂取量の減少に伴う植物性蛋白摂取量の減少や酸負荷の高い食事は、2型糖尿病患者のメタボリックシンドロームリスクとなることが、京都府立医大の検討で分かった。
食歴質問票で2型糖尿病患者149例の食事を評価したところ、炭水化物エネルギーが総エネルギーに占める割合は、動物性蛋白エネルギーが総エネルギーに占める割合、あるいは食事性酸塩基負荷指標(PRAL)や内因性酸産生量スコア(NEAP)と逆相関する一方、植物性蛋白エネルギーが総エネルギーに占める割合(VP/E)と正相関することが分かった。ロジスティック回帰分析では、VP/Eが低い群、PRALおよびNEAP高値群はメタボ有病率が有意に高いことも示された。
同研究者らは「植物性蛋白の摂取量が少なく、食事性酸負荷が高い状態は、メタボリックシンドロームの有病率と関連していた」と述べている。