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コラム

冬に風邪をひくのは何故?

2015年1月20日

科学的な裏付けはないが、冬は風邪の季節であるというのが一般通念だ。新たな研究で、冷たい空気に触れて体内温度が下がると、免疫系がウイルスを撃退する能力も低下することが示唆された。米エール大学の研究者によると、風邪の原因となるライノウイルスは中核体温である37度よりも低い33度前後でよく増殖することが以前から知られていたが、その理由はわかっていなかったという。「マウスの気道細胞をモデルとして用いて検討した結果、鼻の中程度の低い温度では、宿主の免疫系がウイルス増殖を阻止する防御シグナルを誘起できないことを突き止めた」と、同氏は説明している。
 屋外の冷たい空気を吸い込むと、少なくとも一時的には鼻の中の温度が下がると考えられる。この知見から、冷たい外気温によってウイルスが増殖して風邪を引き起こす能力が高まることが暗示される。と同氏は述べている。ただし、この研究はあくまで培養皿の中で行ったものであり、生きた動物を用いたものではないと、同氏は付け加えている。
 米国疾病管理予防センター(CDC)の研究者は、風邪リスクの正確な理由を明らかにするのは難しいと指摘する。風邪は非常によくみられる疾患で、ライノウイルスは100種類以上あるため、「誰が何に感染しているのか、その理由は何なのか、完全には解明されていない」という。免疫の低下している人や既存疾患のある人、高齢者や早産児など、明確な危険因子も存在するが、寒さに関しては、低温そのものよりも狭い室内に密集して過ごすなどの行動の変化が原因である可能性もあり、「興味深い知見だが、疑問が解決したとはいえない」と同氏は述べている。

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