暑い時の水分補給には何が良いのか?
米国糖尿病協会(ADA)は、アジア系米国人では他の民族グループより低い肥満度で糖尿病を発症しやすいことを反映した新ガイドラインを発表した。2型糖尿病のスクリーニングを受けるべきボディ・マス・インデックス(BMI、肥満指数)は、米国の一般集団ではBMI 25以上とされているが、アジア系米国人ではこれを引き下げてBMI 23以上にすべきとしている。この声明は、アジア系米国人の多くが他の米国人に比べ低いBMIで糖尿病を発症するというエビデンスに基づいている。
アジア系は米国内でもっとも急速に増加している民族だが、身体組成の違いから欧州系や中南米系などほかの民族より低いBMIで糖尿病を発症しやすいと考えられている。ADAによると、アジア系は太腿部や体のほかの部分ではなく、ウエスト周囲に体重が蓄積しやすく、その部分の脂肪が健康により大きなリスクとなると考えられている。
同研究者は「臨床医のあいだではかなり以前から、直観的に知られていた事実だ。アジア系米国人は、通常米国でいわれる過体重や肥満のレベルに至っていなくても糖尿病と診断されている。従来の“45歳以上、BMI 25以上”という基準を適用し続ければ、糖尿病リスクのある多くのアジア系米国人が見逃されるだろう」と述べている。
別の研究者は、アジア系米国人の糖尿病リスクについて明確な声明を出すに足る十分なデータはまだないとし、「これは単なる始まりにすぎないと認識しておくことが重要だろう。民族間の差異がなぜ存在するのかを理解するにはさらなる研究が必要だ」と述べている。
我々、日本人も当然、アジア系の民族ですから...糖尿病には十分な注意が必要です!