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運転中に携帯でメールを打つことは、特に中年ドライバーでは若年ドライバーよりも危険である可能性が示された。米ウェイン州立大学の研究。ただしこの研究は、何歳であろうと携帯メールをしながらの運転を勧めるものではないと著者らは強調している。
同氏らは、50人の男女を対象に一連のコンピュータ化された路上テストを実施した。携帯メールを打つ能力について、7人は「苦手」、16人は「両手を使うが問題なくできる」、27人は「うまい」(片手でメールを送れる)と述べた。被験者を18~24歳、25~34歳、35~44歳、45~59歳の4群に分け、4ドアを完全装備した運転シミュレータを「運転」してもらった。
シミュレータは2車線の田舎道の運転を模したもので、一時停止の標識も停止信号もなく、反対車線を走る対向車はなかった。各被験者は30分間運転し、その間に数分間、短いメールのやりとりを片手でしながら時速50~60マイル程度で走行した。その結果、全体で3分の2が「脱線」した(対向車線または路肩に入った)。メールのうまい被験者では約半数が脱線した。
45~59歳の被験者ではほぼ全員が脱線したが、18~24歳では約4分の1、25~34歳では約40%、35~44歳では約80%だった。つまり、加齢に伴って徐々に携帯メールで注意散漫になりやすくなることが示唆された。なお、男女差は見られなかった。
同氏は、「今回の研究から、高齢ドライバーは携帯メールにうまく対処できると思わないようにする必要があると示唆された」と述べている。