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「気持ちが若い」人は長生きする可能性が高いことが新たな研究で示唆された。実年齢よりも3歳以上若いと感じている高齢者は、実年齢と同じかそれよりも高齢だと感じている人に比べて8年間での死亡率が低いという。8年間で、実年齢より高齢だと感じている人の約25%、若いと感じている人の約14%、年齢相応に感じている人の約19%が死亡していた。慢性的な健康障害などの実際よりも高齢だと感じさせる事柄を考慮しても、高齢だと感じている人の死亡リスクは若いと感じている人よりも41%高かった。
今回の報告は、英国での長期研究のデータに基づいたものだ。全被験者に「自分を何歳だと感じるか」と尋ねたところ、被験者の3分の2超が実年齢より3歳以上若いと感じ、約4分の1が実年齢、約5%が1歳以上高齢だと感じていた。被験者の実年齢は平均66歳だったが、自己認識年齢は平均57歳だった。高齢だと感じている人の心臓関連疾患による死亡は、若いと感じている人の2倍以上だった(10.2%対4.5%)。
ただし、今回の研究は、若いと感じることで寿命が延びることを決定的に証明しているわけではない。同研究者は、「おそらく、人々の信念や感情を調べることで、他の健康や幸福を測る指標では捉えられないことがわかる」と述べている。
この結果は英ロンドン大学疫学・保健研究所の研究で示唆されたもので、研究論文が「JAMA Internal Medicine」オンライン版に12月15日掲載された。