暑い時の水分補給には何が良いのか?
公衆トイレの温風式ハンドドライヤーは、従来のペーパータオルよりもはるかに多くの細菌を拡散する可能性があることが新たな研究でわかった。この研究では、手洗いが不十分な状態を再現するために、ボランティアの手に無害な細菌を付着させた。その後で温風を出すハンドドライヤー、強力な「ジェットエア」ドライヤー、またはペーパータオルを使って手を乾かしてもらった。
空中に浮遊している細菌の量を測定したところ、ペーパータオルの場合よりも2種類のドライヤーのほうが、周囲の細菌量が多くなっていた。最も悪い結果だったのはジェットエアドライヤーで、周囲の浮遊菌量は温風ドライヤーの4.5倍、ペーパータオルの27倍だった。
またハンドドライヤー使用後は、時間が経っても細菌は空中に留まることもわかった。使用後5分以上経過しても周囲には細菌の48%が残存しており、15分後も細菌が検出された。研究著者の1人である英リーズ大学の研究者は、「公衆トイレでハンドドライヤーを使って手を乾かすと、知らないうちに細菌を拡散している可能性がある。また、他人の手の細菌をあびている可能性もある。この研究結果は、疾患や病気を媒介しうる細菌がどのように広がるかを理解するうえで重要だ」と話す。
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