暑い時の水分補給には何が良いのか?
インフルエンザワクチンは、米国などでは経鼻生ワクチンも使用されていますが、その主流は現在、不活化ワクチンです。日本では皮下接種による不活化ワクチンのみが使われています。2000/2001シーズンにおける6歳未満の小児を対象とした日本国内の調査で、現在使われている不活化ワクチンが満1歳以上でインフルエンザの予防効果があることが観察されています1)。効果の大きさとしては不十分という議論もありますが、現行のワクチンがインフルエンザを予防することは明らかです。
しかしながら、インフルエンザワクチンは毎年継続して接種する必要があります。その理由は二つあります。一つ目は、インフルエンザワクチンの多くは不活化ワクチンであり、そのために効果が長く持続しないことです。麻しんワクチン、風しんワクチンなどの生ワクチンは1回接種すると効果が年単位で持続しますが、日本脳炎ワクチンなどの不活化ワクチンは、効果を維持するために複数回の連続した接種や期間をあけた追加接種が必要になります。インフルエンザワクチンの効果の持続はおおむね半年なので、翌年のシーズンに効果を期待するためには再度、接種が必要になります。二つ目の理由は、流行が予想されるインフルエンザウイルスのタイプが毎年少しずつ変化するために、インフルエンザワクチンの内容が毎年異なるからです。過去の接種によってある程度の免疫を得られていたとしても、前年のワクチンの効果では今年の流行に対応できない危険性があります。
当クリニックでも11月初めより接種開始しております。他のクリニックよりは低めの価格設定にもなっていると思いますので...ご希望の方はご連絡下さい。
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