暑い時の水分補給には何が良いのか?
減らすべきは糖か脂肪か、やはりカロリーなのか ──。 ダイエット法に関する議論は尽きないが、「おなじみの ダイエット法のどれも、忠実に実行すれば減量効果に 差はない」とする研究報告が出た。過体重か肥満(BMI25 以上)の合計 7286 人を対象とす る 48 の試験をまとめて解析し、6 カ月後、12 カ月後の効果を評価したもの。
主食の穀物や甘いものを減らす「低 炭水化物食」では 6 カ月時点で 8.73kg減、12 カ月時点では 7.25kg減、脂身の多い肉や調理用の油などを減らす「低 脂肪食」では同 7.99kg減、同 7.27kg減という結果となり、 統計的な差は出なかった。
これまでに、欧米、そして日本でも、アトキンス、ゾー ンといった名の付くダイエット法が、多かれ少なかれ ブームになったが、今回の解析では、個々のダイエット 法における体重減少の差異は、わずかだった。なお、行動変容のための支援(カウンセリングなど) があった場合、6 カ月目では 3.2kg、12 カ月目では 1.08kg、 運動していれば同0.64kg、2.13kg減量幅が増えた。
研究者らは、「重要なのは“続けられるかどうか”であり、これが難しい。ダイエットしたい人は、続けられそうなものを選ぶのがいい」とまとめている(JAMA. 2014 sep 3;312(9):923-33.)。
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