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定期的に毎日運動すれば、子どもの注意力や複数作業の同時遂行能力が向上すると報告されました。本研究は、米イリノイ大学の研究者らが、国立小児保健発達研究所(NICHD)と米国立衛生研究所(NIH)の資金提供を受けて行った。多くの身体活動を行う課外プログラムに参加した小学生では、参加しなかった小学生に比べ「実行機能」のいくつかの分野が大きく改善したという。実行機能とは、記憶、集中、注意、タスクを切り替える能力などの広範な知的または「認知」技能のこと。
同研究者らは7~9歳の小児221人を、課外プログラムに参加または参加待ちのいずれかに無作為に割り付けた。課外プログラムはほぼ1学年を通して実施し(150日)、2時間で運動と休憩を交互に行い、平日に中~高強度の運動を約70分行った。被験者は「抑制」と「認知的柔軟性」(主にタスクを切り替える能力)を評価する試験を受けた。「抑制」には、周囲の注意をそらすものを無視して集中する能力と、必要に応じて十分習得した反応を直ちに抑制する能力が含まれた。
両群ともに体力・抑制・認知的柔軟性は向上したが、課外プログラム参加者ではより大幅に向上した。参加待ち群に比べ、参加群では注意力も向上し、ボディマスインデックス(BMI)の増加は小さかった。同氏は、「プログラムへの出席率が最も高かった生徒は、知的技能が最も大きく向上した」と話している。
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