暑い時の水分補給には何が良いのか?
最近の研究では、ストレス関連精神疾患に常在菌の摂取が好影響を与える可能性があることが示唆されている。しかし、特定の細菌が不安や抑うつ症状にどのような影響を及ぼすかは不明であった。アイルランド・コーク大学の研究者らは、2種類のビフィズス菌の不安・抑うつ症状に対する影響や抗うつ薬との比較を行った。
先天的不安マウスに、ビフィドバクテリウムロンガムまたはB.ブレーベ、抗うつ薬、溶媒を用いた治療を毎日6週間実施した。
主な結果は以下のとおり。
・両ビフィズス菌治療および抗うつ薬治療は、ガラス玉覆い隠し行動試験において不安の軽減が認められた。また一方、ビフィズス菌による治療は、ストレス誘発性高体温を低下させた。
・B.ブレーベ治療は、高架式十字迷路試験において不安の低下をもたらした。一方、B.ロンガム治療は、尾懸垂試験において抗うつ様行動を引き起こした。
以上より、2種類のビフィズス菌が不安マウスの不安を減少させることが示唆された。これらの結果は、各細菌株が内因性の効果を有すること、特定の障害に特異的に有益であることを示している。
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