暑い時の水分補給には何が良いのか?
推奨される5つの健康的な行動によって、男性の心筋梗塞(心臓発作)の5例中4例を予防できることが、新たな研究で示唆されました。中年以上の男性は、適度な飲酒(1日に約1杯)、禁煙、適正な食事、運動(1日40分以上のウォーキングまたはサイクリング)、体重管理を実施した場合、平均11年にわたり心筋梗塞を起こす確率を大幅に低減できることがわかった。
この超健康的な生活区分に該当する男性は約1%しかいなかったが、いずれも実施していない人に比べ、心筋梗塞になる確率が86%低かった。「健康的な生活を送れば、得るものは多く、節約できるお金も大きい」と、研究の筆頭著者であるスウェーデン、カロリンスカ研究所の研究者は述べている。健康的な生活のさまざまな側面を組み合わせた効果について調べるために、1997年時点で45~79歳だったスウェーデン人男性2万700人以上の医療記録と調査結果を検討した。2009年まで被験者を追跡した結果、8%(1,724人)は5つの健康的な行動をいずれも実施しておらず、このうち166人が心筋梗塞を起こした。5つの行動をすべて実施していた1%(212人)の男性のうち、心筋梗塞を起こしたのは3人であった。
この知見から、5つの健康的な行動によって、男性の最初の心筋梗塞を計79%予防できる可能性があると研究者らは結論づけた。さらに、1つ1つの行動によるリスク低減も認められた。たとえば果物、野菜、ナッツ類、低脂肪乳製品および全粒穀類などの有益な食品が豊富な食事を摂っていると、健康的な行動を全く実施していない群に比べ、リスクが約20%低いことがわかった。
米ボストン大学医学部の研究者は、「心疾患を予防する魔法の薬や最新技術を期待している人は、生活習慣因子がいかに重要かを再認識する必要がある」と述べ、医学が大きく進歩しているこの時代に、男性は心筋梗塞のリスクに無頓着であるべきではないと付け加えている。
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