暑い時の水分補給には何が良いのか?
緑豊かな地域に住む妊婦は、早産児や低出生体重児を産む可能性が低いことがわかった。米オレゴン州立大学での研究。カナダ、バンクーバーの6万4,705件超の出生データを分析したところ、樹木や草、その他の植生が豊かな地域に住む妊婦では、超早産(30週前)リスクが20%低く、中等度の早産(30~36週)リスクが13%低かった。また母親が緑の多い地域に住んでいれば、緑の少ない地域に住んでいる場合よりも、在胎齢のわりに乳児が小さくなる可能性も低くなった。乳児の出生時体重は、緑の多い地域で平均45g多かった。
この結果は、地域の所得、歩きやすさ、空気汚染や騒音への曝露などの因子を考慮しても変わらなかった。今回の研究は、緑の多い環境とより良い出産結果との直接の因果関係を示すものではなく、この関係をさらに解明するには追加研究を重ねる必要がある。
「今回の研究は、豊かな植生が心理学的・社会的効果など、その他の方法で出産結果に影響を及ぼすことを示唆している。たとえば、緑が多いほうが住民は人づきあいの機会が増え、帰属意識が高まる。または、ストレスや抑うつの軽減に役立つ可能性がある」と同研究者は述べている。同氏によると、早産児および低出生体重児は、成長の過程における健康障害や発達障害が多く、治療費がはるかに高くなる可能性がある。
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