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今年(2014年)10月1日から高齢者への肺炎球菌ワクチンが定期接種化される。既に一部の自治体ではこれらのワクチン接種への公費助成が行われているが,定期接種化の意義を含め、基本情報をまとめた。
肺炎球菌は高齢者の3~5%が上咽頭に保菌しており,唾液などによる飛沫感染を起こす。成人の菌血症を伴わない市中肺炎の原因菌の20~40%を肺炎球菌が占める。血液への肺炎球菌の侵入による侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の発生数は5歳未満に次いで60歳以上で多く,致命率は5歳未満の0.31%に対し,65歳以上では10.39%と高い。
今回の定期接種の対象となるのは,該当年度に65,70,75,80,85,90,95,100歳になる人,および60~65歳未満で心臓,腎臓,呼吸器機能,ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に一定の障害などを有する人です。なお,2014年度(平成26年度)に限っては,101歳以上になる人も定期接種の対象。使用ワクチンは商品名ニューモバックスで1回0.5mLを筋肉内または皮下注射する。
平均年齢85歳の高齢者介護施設入所者1,006例を対象とした試験において、肺炎球菌性肺炎および全肺炎の有意な減少および肺炎球菌性肺炎による死亡の有意な減少が示されています。今回の日本での定期接種は,過去に同ワクチン接種歴がある人は対象外で,再接種を定期接種とするかは今後検討される。
対象となる方々には市からはがきなどで連絡が入るようですので...連絡がありましたらクリニックの方にお問い合わせ頂ければ当クリニックでも接種可能です。
〒960-8163 福島市方木田字中屋敷1−1 さとうクリニック内科・消化器科 佐藤浩明
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