暑い時の水分補給には何が良いのか?
ニューヨークで開かれた国連気候変動首脳会合(気候変動サミット)では,温暖化対策の新たな枠組みづくりに向け各国首脳による活発な議論が展開された。それによると,2050年までに同国の多くの都市で猛暑日が増加。こうした温暖化は呼吸器疾患や感染症,精神疾患などの増加をもたらし,人々の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるという。さらに同氏らは,こうした悪影響は経済にも及ぶと指摘。温暖化をもたらす化石燃料の使用を低減することは,健康と経済の両面にベネフィットをもたらすと主張している。
解析の結果,2050年までに米国の多くの都市で猛暑日が増える可能性が示唆された。例えば,ニューヨークとミルウォーキーでは32℃を超える日が現在の3倍になる恐れがあり,それによって熱中症や作業効率低下による経済的影響など暑気関連の問題が悪化する可能性がある。
20世紀後半に医療が個人の健康に焦点を当てることができるようになったのは,20世紀初頭から前半にかけて,世界人類全体の健康状態を向上させるため,衛生状態や浄水の不備,大気汚染などの公害に対して協調した取り組みが行われ,福利厚生が大きく進展したおかげであると説明。先の問いかけに対して「21世紀後半においても引き続き世界人類の健康状態を改善していくために,気候変動の脅威を認識し,理解して,特徴付けを行い,医学界と一般市民,政策決定者を教育していくことが不可欠である」との解答を示している。
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