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過体重または肥満の人に対する差別(fat shamin:肥満ゆえの辱め)は減量の役には立たず、むしろ有害であるとの研究結果が報告された。いやがらせや失礼な扱いなどが、体重増加を増長させる可能性があるという。英ロンドン大学による研究。
今回の研究は、50歳以上の成人3,000人弱を対象とした英国の長期老化研究(ELSA)のデータを使用し、4年間の追跡調査を行った。その際、被験者に「体重、年齢、性別または人種のために差別されたと感じたことがあるか」を質問した。その結果、5%が体重による差別を報告し、該当者は正常体重群では1%未満と最も少なかったが、病的肥満群では36%と最も多くなった。
肥満で辱めを受けた被験者は、そうでない被験者より体重が増加していた。被験者間の差を考慮しても、体重による差別は約1kgの体重増加と関連した。辱めを受けていないとした被験者では体重が約0.7kg減少した。同研究者らは、本研究が集団研究であり、因果関係は証明していないことを認めつつも、「肥満差別は肥満克服を困難にするだけだ」としている。
同氏は、「医師を含めた全ての人が、体重で責めたり辱めたりするのをやめ、支援し、必要に応じて治療を行うべきだ」と述べている。筆頭著者である同大学の別の研究者は、「差別へのストレス反応で食欲が増すこともある」と付け加えている。
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