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ABO血液型と冠動脈疾患(CHD)や脳卒中,静脈血栓塞栓症(VTE)などの心血管疾患(CVD)との関連については複数の報告があるが,認知障害との関連を検討した研究は少ない。米国の研究者らは,血液型および血液凝固第8因子(F8)と認知障害発症との関連を検討するために研究を実施。ある血液型の人では基準とした血液型の人に比べて認知障害リスクが82%高いことが示されました。
その結果,AB型の人が占める割合は対照群の4%に対して症例群では6%と高かった。解析の結果,AB型と高濃度F8が認知障害リスク上昇と有意に関連していた。年齢,人種,地域,性で調整後のO型群と比べたAB型群における認知障害の危険率は1.82倍であった。A型群およびB型群ではO型群と比べた有意な認知障害リスクの上昇は認められなかった。
同研究者らは「これまでの研究でABO血液型がCVDリスクと関連することが示されているが,一方でCVDの危険因子は認知障害や認知症にも影響することが知られている。こうしたことを踏まえると,今回のAB型と認知障害の関連を示した研究結果は,CVDと認知障害の関係についての理解を深める上で一助となる新たな情報を提供するものである」と述べ,今後さらに研究を通じて機序を解明する必要があるとしている。
血液型は特に日本ではその性格の違いなどが取り沙汰されていますが...こういう疾患の起きやすさにも少なからず影響がありそうですね!
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