暑い時の水分補給には何が良いのか?
近年,「ブラジャー長時間着用で乳がんリスク上昇」など一部のメディア報道でブラジャーの着用パターンと乳がんリスク上昇との関連性が指摘され,一般女性の間で懸念が広がっていた。こうした中,米国の研究者らは閉経後女性を対象とした住民ベースの症例対照研究で両者の関連を検討し、報告した。
これまで,ブラジャーの着用パターンの違いが乳がんのリスクになっているのではないか,あるいはブラジャー着用によって胸部周辺の老廃物の排出が妨げられ,リスクを上昇させるのではないかなどといった仮説が存在していた。
同研究者らの分析の結果,着用時間,アンダーワイヤの有無,着用開始年齢にかかわらずリスクは同等で,ブラジャーの着用パターンと乳がんに関連はなかった。ブラジャーと乳がんリスクをめぐるこれまでの疑念には生物学的エビデンスがほとんどなかったため,同氏らは「今回の結果は驚くものではなかった」とコメント。このような厳格なデザインに基づく研究により,最も一般的な組織学的タイプの閉経後乳がんのリスク上昇が確認されなかったことは,日常的にブラジャーを着用している多くの女性たちにとって,大きな安心材料になるものと思われる。
〒960-8163 福島市方木田字中屋敷1−1 さとうクリニック内科・消化器科 佐藤浩明
Tel 024-545-6111 経鼻内視鏡のご予約はお早めに!