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コラム
番組の違いがスナック摂取に影響?
2014年9月6日
テレビ視聴は余暇の過ごし方に影響を与え,座位主体の生活習慣を促進させることが知られており,米国の調査では夕食時にテレビを付けている頻度の高さが小児や成人の体格指数(BMI)増加と強く関連するとの報告もある。米国の研究者らは,視聴するテレビ番組の内容が摂食量などに影響するのかを検討し報告した。比較の対象とされたのは,場面の切り替わりや音の変動が少ないインタビュー番組とその逆にカット数や音源変動が多いアクション映画の2つ。一体どっちで摂食量が増えていたのか-。
94人の大学生を1. ハリウッドアクション映画,2. ジャーナリストによるインタビュー番組,3. ハリウッド映画を無音で視聴する-の3群に割り付け。番組を視聴する間,被験者らが好きなだけ食べられるよう,十分量のスナックが用意された。各番組の視聴が終わるごとに用意されたスナックの量の変化で摂食量を評価した。検討の結果,1群では2群に比べスナックの摂食量が98%増加し、カロリー摂取量も65%増加していた。無音でアクション映画を視聴した3群でも2群に比べスナックの摂食量は36%増加,カロリー摂取量も46%増加していた。視聴した番組による摂食量およびカロリー摂取量への影響は男女ともに見られたが,3群ともに摂食量は男性でより多かった。
同研究者らは,食事への注意を逸らす傾向の強いテレビ番組は摂食量を増やすようだと結論。激しいアクションや音響の変動は食事に悪影響を与えると分析している。同氏らは減量に苦しむ患者に対し,アクション映画のように他のことへの注意力を大きく低下させるような内容の番組が過食をもたらす可能性を知らせることが望ましいとも指摘。「アクション映画を見る際にはスナックを食べないことがベストかもしれない」とアドバイスしている。
〒960-8163 福島市方木田字中屋敷1−1 さとうクリニック内科・消化器科 佐藤浩明
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