暑い時の水分補給には何が良いのか?
高血圧は心血管疾患(CVD)や死亡の修正可能な危険因子であることが知られており,減塩は血圧を低下させる重要な戦略の1つとして位置付けられている。しかし近年,ナトリウム摂取量が少なすぎても心血管リスクの上昇をはじめとする有害な影響をもたらすことが複数の研究で示唆されたことから,より大規模な研究による詳細な検討が望まれていた。
今回、カナダの研究者らは,世界5大陸17カ国で実施された大規模疫学研究に登録された10万人超を対象にナトリウム(Na)およびカリウム(K)の摂取量(尿中排泄量から推算)と死亡リスクおよびCVDリスクとの関連を検討。Na摂取量が3~6gの範囲を外れるとリスクが増大することを報告しました。また,今回の研究ではK摂取量が多いとこれらのリスクが低下することも示されました。
〒960-8163 福島市方木田字中屋敷1−1 さとうクリニック内科・消化器科 佐藤浩明
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