暑い時の水分補給には何が良いのか?
高齢者における肥満(体格指数[BMI]が高いことにより定義)と早死のリスクとの関連は一貫しておらず、肥満の高齢者は、肥満でない高齢者よりも死亡率が低いかもしれないと示唆する研究もある。とくに、BMIは体脂肪量と筋肉量の両方を含んでいて、脂肪と筋肉は異なった代謝作用を有する。筋肉量が多いほど、全死因死亡率は低下するかを検討するために、研究者らは、低体重でない米国の成人で、研究開始後2年以上生存した3,659人(男性55歳以上、女性65歳以上)において、1988~1994年に収集したデータを調べた。生体電気インピーダンス法により筋肉量を測定した。中央値で13.2人年のフォローアップ期間中に参加者2,012人が死亡した。筋肉量が最高四分位の人々では、最低四分位の人々と比較して全死因死亡率が有意に低かった(相対危険度0.81)。対照的に、BMIは全死因死亡率と有意に関連しなかった。
この研究は、高齢者において、筋肉量がより多いことと長寿との強い相関を示した。BMI(体脂肪量と筋肉量を区別しない)が早死の予測因子として不十分であることも示唆している。しかし、筋肉量を増加させる介入が高齢者の生存期間を延長させるかどうか、この研究は伝えていない。
他にも歩行スピードが速いと長生き...というデータもありますのでやはり、ただ脂肪が多くて体重が多いだけで長生きではないのかも?知れません。実際、当クリニックに通院しているご高齢の方々は結構、筋肉質の方が多い様にも感じます!
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