暑い時の水分補給には何が良いのか?
米疾病対策センター(CDC)の研究者らは,ファストフード店やレストランで食事を選ぶ際,メニューのカロリー表示を参考にしている人の割合を米国17州の調査をもとに推計。その結果を報告しました。多くの人は外食に含まれるカロリーを過小評価していると同氏ら。一方,メニューを選ぶ際にカロリー表示があった場合,摂取カロリーの減少やより健康的な食事を選ぶことができるようになるとの複数の報告がある。2010年米国では一定以上の規模のレストランに対し,メニューへのカロリー表示を義務付ける法案が施行された。
収集された調査結果のうち,「メニューのカロリー表示を利用している」との回答のみを採用。「同表示を見たことがない,利用したことがない」「いつも表示を見つけられない」「外食しない」のいずれかの回答や質問に対する回答の記録がなかったものは除外された。解析の結果,2012年において外食店利用時にメニューのカロリー表示を利用している人の割合は57.3%と推計された。年齢別の利用割合は18~34歳(57.1%),55歳以上(55.1%)に比べ,35~54歳が59.4%と最も高かった。また,女性(66.8%)に比べ男性(46.9%)はメニュー表示を見ている割合が少ないと考えられた。人種・民族別のメニュー表示の利用割合は州により差があったのに対し,女性の利用割合が高い傾向は全ての対象地域で共通していた。
同氏らは,今回の解析には回答が自己申告であることや回収率などさまざまな限界があるものの,メニューへの栄養表示が低カロリー食品を選ぶきっかけとなりうることなどが報告されていると指摘。現時点でメニュー表示の利用頻度と健康的な食品を選ぶことが関連するかについてデータはないが,ヘルスコミュニケーションや社会的なマーケティング戦略を通じて,健康的な食品を選ぶためのメニュー表示の適正使用を普及させることは可能との見方を示した。
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